2013年8月31日土曜日

水原の農家さん

土曜日だけ市場に出店されると知ったのはお盆前のこと
混み合う週末は避けていたのでずっと知らずにおりました

ある金曜日にお見かけして、いつもおられるのですか? と聞いたらば
本当は土曜に来るのだけど、今週はお祭りで出店できないので
今回だけは曜日が違うけれど来ているのです、と
うれしい偶然の出会いでした

水原の農家さんが並べている自家栽野菜は
見るからにどれも新鮮で美味しそうで、遠目にも引き寄せられます
実際に味も濃くて美味しいのですが
なんたって売りに来ているその女性が、素敵なのです












何回目かのこの日
ちょうど他のお客様が途切れて、ちょこっとお話できました

並んでいた枝豆のこと、お味噌のこと
この市場には3年くらい来ていること
夏野菜はもう最後なのだけど、「このトマトにもファンがついてね」とか
(私もいただきましたが完熟で本当に美味しいです

水原からここまでは結構な距離なのですが、
前の晩から用意して、朝採りのものを加えて、8時半ごろにはもう来ておられるとのこと

私たちにとってはありがたいけれど、大変ですね、と申しましたら
みなさん楽しみにしてくださってるから、私も楽しく来させてもらってます、とにっこり

ずーっと自転車で来てくれてたおばあちゃんがいたんだけど
今年は全然来られなくてね
どうされたかな~・・・ って気にしていたら先週来られてねぇ~ 
うれしかったわ~

おばあちゃんにそう言ったら、よく覚えてくれてたねぇ、って喜んでくれて・・・
自転車には乗れなくなったからこれからは手押し車を押して来るよ、っておっしゃってたけど
先週、私、夏野菜が終わったらしばらくお休みよって伝えなかったから・・・
今日は、一緒に出店してるもう一軒の方は収穫も無いしと休まれたんだけど、
私はおばあちゃんが来るかもと思って来たのよ~・・・


そっか~~・・・
おばあちゃん、来られるといいですね!
お休みに入ってから来られたら、居ないわ、ってきっと残念がられますものね!

と、話を聞いている途中からでしたが
口を開いたらもう、うるっとが溢れそうになってしまって・・・ (/_;)あほですね














私も
たまーに来て下さってたご年配のお客様方のことが、
今でも気がかりだったりするのです
ブログなどは決してご覧にはならなさそうな方々のこと
閉店のことをお伝えできないままのお別れになったこと
似た方を見かけると、元気でおられるといいなと思ったりして
お顔を見たくなったりするのです

だからといって、会ってなにができるというわけでもなく、ただ
嗚呼、お互いに元気でよかった、と思って笑顔を交わすだけなのでしょうけれど

でも、それしきのことに
とても大きな意味があることを
改めて思うのです

この農家さんが、ただ野菜を作って、売って、買ってもらって
というだけではない気持ちでご商売をしておられることを知って
ああ一緒だな~、と嬉しくなったり
だからこの方のお野菜は美味しいんだナ
だからこの方に会えると嬉しいんだナ、と納得したりして

こういう方からお野菜を買わせていただけることのしあわせを思ったり
私もやっぱり、そういう顔の見えるシゴトがしたいな、と思ったり
するのでした


2013年8月22日木曜日

走れるようになっていた

空がすっかり秋めいた日
 
 
歩いて海に向かったものの
ちょっと間に合わない気もしていました
 
着いた時には沈んだ後
というのは過去にもあって
素晴らしい夕日であったことがありありと伝わってくるような
晴れ晴れとした満足感を漂わせて帰っていく人たちの姿に
くぅーーーー と身もだえしたこともありました
 
只今の日没は6時半
しかしココではその5分前には佐渡ヶ島に沈んでしまいます
 
ピーンチ! 
 
走る? 走るよ?!
と声を掛けたのは私
 
タッ タッ タッ タッ タッ タッ・・・
小幅で静かにコンスタントに
緩やかな坂を登ります
 
最後、木立の向こうに輝きが見えてからは全速力で!
 

間に合った~~~~!!!
 

うれしかったです
日没に間に合ったこと以上に
走れたこと
走れるようになっていたことが
 感動でした
 
 
いつの間にか登れなくなり、走れなくなっていたのです
再び登れるようになったら
また走れるようにもなっていました
 
ゆっくりとならもっと走れる
そんな感触のうれしさったら。。。
 
晴れ晴れ度
大アップ☆
 
 

 
歩くのさえ辛かった日々を
思い出しました

消耗しきっていた30の頃のこと・・・
よーく復活してきたね・・・

その時どきを見守ってくれてたひとたちに
伝えたいな・・・

お陰様で元気です
 
 


2013年8月16日金曜日

米山③(余談)くまモン

  
 
登山口までは坂道を車でぐいぐい登って標高を稼ぎます
 
途中でずらりと案山子たち!
というか、く~まモ~ン ♪♪♪
 
***
 
実は・・・すきなのです(。-_-
ひこにゃんにも揺らがなかった私としたことが・・・
あ、かつて長野のアルクマにはちょっとトキメキましたね

しかしグッズなどはあえて買いません
そのテにはのらないのです
我が家にはいっぴきたりともくまモンはおりません
 もちろんアルクマも
 
ただ・・・
それがたまたま買いたかったアイテムだったりすれば~
ちょうど食べたかったんだモ~ン
などと言って、くまモンパッケージのウインナーを買ったことはあります

それが思うツボというもの?(-"-)
それ一回きりですよぉ・・・
 
こんなことでもなければ熊本のメーカーさんの食品なんて
ここらでは出会わないしネ
パリッとしていて美味しかったですヨ☆
くまモン、任務御苦労さん! 
 

愛情込めてちょっと戯れただけのつもりが
はがいじめしてるみたいになりました
 
  
山に入る手前で立ち寄ったコンビニでは
くまモンのワンカップを目撃☆
もちろん買いはいたしませんが
大人気です
 
しかし相方は
ゆるキャラなどはココ1年くらいだろうとみており
来年は居ないかもよ?
買うなら今だよ?
と脅します(-_-)
 
私は町にくまモンがひょっこり居てほしーんだよーー
末永くがんばってね!くまモン☆

 

2013年8月15日木曜日

米山②ぎゅっの樹

 
その年配のご夫婦とは同じ頃に駐車場に着いて
私たちが先に登り始めました
 
途中で休憩していると奥様の方が先に登ってこられて
ちょっと立ち話
 
山慣れしておられて、70代後半かなと思われましたが
汗かかず息も切らさず、健脚でいらっしゃることが伝わってきます
 
山頂でひと息ついた頃にまた奥様先の到着で
ひとしきりの立ち話
 
後からの連れ合い様を心配しつつも
それぞれのペースで登っておられるご様子にまた
山のひとであることを感じました

 
聞くとはなしに語ってくださったことによると
 
ご主人はご病気をされて、薬のこともあって登りがきついのだと
「今日は暑いしひとりで登ろうと思ったのだけど、一緒に行くと言ってね・・・」
「お弁当も私が持つと言ったんだけど、自分が担ぐと言って・・・」
 
そうこうしている間に連れ合い様が到着されて、私たちもホッ
 
湯を沸かすコンロなどを取りだされたので
もう本当に山好きさんのご夫婦なのだなぁと
これまでいろんな山に登ってこられたのだろうなぁ・・・などと思ったら
こうして同じ小屋に居ることが、なんだかほわっとうれしかったりして
 
 
先に下りて見晴らしベンチに居ると
今度はおふたり揃って下りてこられて、よかったよかった
 
無事の下山を労い合った後
車のところで帰り仕度をしていた奥様が再び私たちの方へ
 
手には爪楊枝に刺した
皮をむいた真っ赤なグレープフルーツ!
ひんやりとして美味しかった~~~☆
 
車でしっかり保冷してあったようで
こういうのを下山時のおやつに用意して来るってことが
くぅ~~~~ かっこいい!さすがです!見習います!
 
そしてまたおっしゃることには・・・
 
「主人の病気のことを言ったけど、私もね、脳梗塞をしたの・・・」
「こんなふうにしゃべれるまで、やっとなってね・・・」
 
そうでしたか・・・
今日は、お二人の復活の登山だったのですね。。。
 
こうしてまた二人で登れるようになったことが
どれだけうれしいことか
 
見ず知らずの居合わせただけの私たちに
聞かれなくても話さずにはいられなかった気持ちが
すごーーーーーくすごーーーーく伝わってきて。。。
 
 よかった! ほんとによかった!!
晴れ晴れとした空を見上げ
とーさんかーさんが
また秋も次の春も
一緒に登れますようにと、手を振ったのでした

 
この日の米山で一番うれしかったのは
このご夫婦と出会えたこと
 
花木にも詳しそうだったお二人
何度も登っているというこのお山で
ぎゅっの樹には気づいているかな・・・
またどこかでお会いできたら聞いてみたいこと



 
それにしてもやはり下りてくると湿度があります
汗でベタベタ

西日にがんがん照らされながら
それ行け!今日のお湯は
長峰温泉ゆったりの郷
(道の駅よしかわ杜氏の郷の向かいにあります
至福~
と、この日は余裕を見せていましたが
翌日からはなかなかの筋肉痛でした(-_-)あれ? 

今回は暑いのでサポートタイツを履かずにトライしてみたところ
登りより下山に苦労するのはいつものことでしたが
サポーターをはいてないと、腿筋が無いので
脚が着地するまでぷるぷるとぶれるのですね

それでいつもより筋肉負担も大きくなって
山的に軽かったワリには初期の頃みたいな筋肉痛に・・・
ということは、いつもはサポーターで甘やかし過ぎている??
 
筋肉向上のためには、そろっと
軽めの山ではサポーター無しで登ってみるのもいいのかな
 




米山①水野林道登山口

夏休みの登山はいよいよ米山(よねやま)さん(993m)
海寄りの独立峰なので
県内あちこちからよく見えるシンボリックなお山です
 
 
いよいよ、というのも
上越での日々の中で、妙高山に次いでよく眺めていたこのお山
上越・頚城地方では妙高山と対で意味のある信仰の山で
なかなかの急登と聞くと登れる自信は無かったものの
それでもいつの日か・・・ と憧れていました
 
そして来たのです
今なら登れる、そんな気になり、いざ頂きを目指す日が
  
 
不安の種は暑さだけ
山頂までいくつものルートがあるそうですが
なるべく短時間勝負でお願いします、と
今回は一番楽そうな?中腹まで車で登ってから歩くコースを


水野林道入口の駐車スペースには見晴らしのいい広場があって
登らないひとはここでお弁当食をべるだけでも気持ちいいかも
木立(日陰)は無いけど

 
登山道は一ヵ所だけひらけた尾根道を歩きますが
あとはだいたい木立の中
それでも暑くて大汗かいて、休み休みゆっくりと
 
 
鳥の声、セミの声・・・
途中から虻もぶんぶんついてきます(-"-) 
じっとしているとキケン~
 
時間帯や天敵具合?にもよるのでしょうか
下山時、今度はやたらとオ二ヤンマが増えたな~ と思ったら
虻はめっきり居なくなっていました
ヤンマさんに捕食されるので逃げたのでしょうか
生態系のせめぎ合いを感じながらとりあえず
オ二ヤンマパトロール隊にお礼を申しました


クワガタなどを見るのも一体いつ以来でしょう
登山道にぽろっと落ちているので
危ないって(踏まれるよ)と、茂みの方にポイっとします(相方が)

 
見えた~ 山頂の山小屋~
 
 
奥の薬師堂でお参りしてからお昼です
(この奥にはバイオトイレも設置されています)
 
 
お薬師様と同様に小屋の中もきれいに手入れされていて
感謝しつつゴロン
 
外とはうってかわっての高原的涼しさで
他の登山者さんたちもくつろいでいます
 
年配のご夫婦が淹れていたコーヒーの香りにうっとりとなりながら
次回はコンロを持って来ようね~ とか
夏はココで読書して昼寝して帰る、っていうのもいいね~
などと言っている間に
窓からの風で汗も乾き、じっとしてると寒いくらいに
すっかりクールダウンして元気回復
 
 
②に続きます