梅雨らしからぬさわやかな風
晴れやかな季節の盛りに向かいながら
夏至を過ぎ、日が短くなっていくこの感じは
進む・昇ると、止まる・留まるが
共にあることと似ているような
裏腹に思えることが内在するのがいい
影も光も
咲けば散る
次のちからを育みながら
一歩進んでは
忘れたものを思い出して
二歩下がる
二歩進んではしばし休み
留まっては見上げ、眺め
そうしてまた歩むのがいい
一番の宿題に
手をつけることができるようになった月