ひと月ぶりの山歩き
初秋(を期待して)向かったのは胎内市と村上市の境にある
高坪山(570.5m)と、蔵王山とも呼ばれる釈迦岳(527m)
低山と思ってあなどってはいけませんね
いろんな意味で手ごわい山でした
快晴
金色の田園は稲刈り日和
さわやかに見えますが日差しは強くてなかなかの残暑
今回は教訓がいろいろありました
まず、初心者は「メジャールートを行くべし」
「夏の低山は虫注意」(山はまだまだ夏でした)
まずこの胎内市側の蔵王ルートがマイナーのようで
すぐ隣、村上市荒川町方面から登る虚空像ルートの方が
登り口も整備してあり人気のようです
そんなこともあってか入山記録にはお盆に一組書かれていたのみ
駐車場に他の車は無く、つまり先の入山者はなく
登山道に張られた蜘蛛の巣ったら!(>_<) ハンパなし!
足元に気を取られていると顔面にひいぃっ(>_<)
ストックで巣を払いながら進むのはなかなかの労力でした
蜘蛛の巣ゾーンを抜けると今度は藪蚊の多いこと多いこと!
立ち止ると何匹も止まるので、気の休まる間も無く、写真も撮らず(撮れず)
ほとんど休憩せずに一気に山頂まで登ることとなりました(もう苦行です)
山頂手前まで行くと藪蚊も減りましたが
やれやれ、ゲッソリの山頂
別ルートからと思われる登山者さんに一人会いました
釈迦岳方面への下りルートはうってかわって気持ちのいいブナ林
藪蚊もいないので写真をとったり、樹を見上げたり
蜘蛛の巣も下の方でちょこっと張られていただけでした
眺めのいいポイントもいくつか
途中では 「コンコンコンコンッ」
・・・キツツキです!
木の幹をつつく音 (ドラミングというのですね)
初めて聞くことができました☆
これは先行して往来する人が居ないお陰でしょうか
好調そのものだった下山道中でしたが、最後にもうひと教訓が待っていました
出発地点へ合流するための道を見つけるのに、思いがけない苦労をしてしまったのです
「周回ルートはおすすめされている側から回りましょう」
標識の見える向きが全然違います
「古いガイドブックは、道が変わっているので気をつけましょう」
書かれている道が無くなったていたり、逆に整備が進んで林道が延びていたりします
(最新の地図での確認が基本ですね)
原因としては、手元のガイドブックの古さをベースに、相方的には低山という気の緩み?
私としては(毎度ですが)お任せ感に反省しました
どうしたことか、この標識を見つけられなかったのです
ガイドブックお勧めの左回りをしていればなんのことはない、丸見えで立っているのですが
右回りから帰ってくると・・・ 見えないのです (樹が茂っていない時期なら見えたのかな)
手元の地図上で、その横道は林道の終点まで行ったところに書かれていたので
迷わず突き進んでしまったのですが・・・ アレアレアレ?
林道って、延長されていくのですね(-_-) 後で冷静になった時に思いました
その時、林道は杉林の斜面につき当たったので、殿ったら「様子見てくる」って、
その斜面をよじ登って行きました
私も途中までついて行ってみましたが・・・ 無理!
これ絶対登山道ぢゃないよ(>_<)
この時が一番のハラハラでした
迷った山の中でぽつねんこ
途中までは標識もあったので大きくは外れていないはず
見落としたに違いないので手前のぶどう畑まで戻りました
人造物があるって、なんて安心感
このぶどう畑が、ある意味今回の目的であり、その畑の意味も知っていたので
あまり近寄ってはけない、という必要以上の遠慮感も、
その周辺を覗き込むのをやめた一因でもありました
あまり近寄ってはけない、という必要以上の遠慮感も、
その周辺を覗き込むのをやめた一因でもありました
道があるとしたらココ~?と畑の横を覗きこんだら・・・ あったのです
恥ずかしいくらいアッサリと (/_;)
ほんと、逆から来れば、なんのことはないんです
ま、ここで間違える人は他に居ないかもです
が、人によっては低山でも落とし穴有り、というお話でした
道を間違えたり遠回りしても、耐えうる脚力があればまた余裕も違ってくるのでしょう
また気を引きしめて向かいます
何はともあれ無事に帰れてほーーーーっ
予想外の暑さと、虫の多さも相まって、気持ち的にむちゃくちゃ疲れた山でした
癒してくれたのは今日のお湯
関川村にある、桂の関温泉「ゆーむ」
露天風呂があったり充実の施設なのですが
なんたってシャワーがプッシュ式でなくずっと出ていてくれる式?
だったことだけで、今日の私には大変ありがたいことでした
ストレスフリー・ばんざーい☆
いいこともあったので②に続きます