あまり街飲みしないので、お気に入りのお店もなかなか増えないのですが
この度はついにこの街のディープポイントへ
かつてはどうであったか、今ではむしろお断りしているのか
飲食店マップや情報誌などで見かけることも無く
長年の常連さんで十分に成り立っているような
看板も構えも年季が入って、おそらく(実際に)店内は喫煙可能
誰か一人が吸えば店内は煙で白くなるような
店主と知り合いというわけでもなく、誰に紹介されたというわけでもない上に
古い雑居ビルの奥にあるので、通常なら気付くこともまず無いようなお店ですが
夕暮れ時になると、通路の入口にそっと灯るあかりがあって
立ち止まって見れば、粋な文字でしたためられたその日のお品書き
少し寂れたその空間で、ぬくもりある魂が躍動している気配を感じます
とはいえ、店前で顔を見合わせ深呼吸
「ヤバイと思ったら撤収やで」と相方に言われながら
思い切って扉をガラガラガラ・・・
中ではおかみさんと、もうおひと方、女性二人が切り盛りしておられ、初顔の私達を見て明らかに隠しきれない驚き・・・
を瞬時に畳み込んで、即座に揃って朗らかなウェルカム
カウンターに居た、もう仕上がる頃合いの常連さんが
「ママ、よかっったねぇ!若い(比較的ネ(^^ゞ 新しい) ひとが来て!」
「今日はいい日だ!ねぇ、ママ!」
調理の手を留めずに微笑み返すおかみさん
調理の手を留めずに微笑み返すおかみさん
渡されたタオルのおしぼりが
あたたかかった~。。。