八代淳子 漆芸展
画廊イタリア軒にて (ホテルイタリア軒地下1階)会期末です
連休に入り新潟に来られていたら是非
錫を用いる技法で一見、金属質に見えますが
やわらかくあたたかくもあるのです
木地から手掛けるというのは厳しい仕事だと思うのですが
「木」の気配が大切にされているのを感じる手仕事からは
使う時の喜びを含んだ
造る愉しさのようなものも伝わってくるようでした
長岡のギャラリー「栗本」さんの出張展示
ゆっくりと見せていただいた後のオーナーさんの解説がとてもよかったです
モノ単体についてでなく、作者とその想いを伝えたい、とおっしゃっていたように
まさに、作者の八代さんとは会ってないのに、出逢えた感
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観る者にとって、ギャラリーは作品を通しての作家との出会いの場ですが
同時に、画廊主との出会いの場でもあるのですね
画廊に限らず、飲食店でも、どんな場でも同じこと
主催者が表に出ない、来客者と絡まない、直接主張しない
というスタンスもアリで、それでも成り立ち賑わう空間もあるけれど
会話が生み出すもの、対話から伝わるもの
主が醸し出す匙加減・・・
そういうのが、やっぱり、好きだなあ