「新潟・市民映画館シネ・ウインド」では18日(金)までの上映ですが
大好評につき、7月19日からの再上映が決定しているとのこと
今回観られなかった方は是非!
ポスターの絵がいいな~ と思ったら
この右上の写真を描いたものなのですね☆
シネウインドのブログによれば、ポスタービジュアルの原画は
週刊新潮の表紙絵を現在まで16年担当している成瀬政博さんとのこと
そっか~ プロか~ さすがの素敵さ!
全く余談ですが、前に「ほぼ日」手帳のキャッチコピー募集の時に
プロアマ問いませんが、プロはやっぱり負けてほしくない、というかプロのシゴトを見せてくれ
的なコメントがあったのを思い出しました
こういうこと、ですね
映画化へのいきさつやあらすじは、発端となる取材をした地元のテレビ新潟をはじめ、県内外のテレビで紹介されていてかなり話題になっていたようなのですが、どうしたことか私はその情報に触れる機会がなくノーマーク… だったところに上越の映画好きの知人(がたくさんいるのですが)の中のおひとりからお勧めメールをいただき… 検索してみたのですが、実は最初はあまりピンとこず…
その後、牛好きのねーさん が書いた鑑賞感動ブログを読んでまたちょっと関心は増したものの、家畜どころかペットさえも身近にいない環境で育った私にとっては、ちょっと距離を感じる内容かしら…? とか
ねーさんが終始涙したと言う泣きポイントについても、「食べる動物とのお別れ」くらいしか想像つかず… けれど更に数日後、まさにその映画の舞台となった集落に生まれ育ち今も住んでいる友人と、牛好きねーさん共々逢う機会があり、当然この映画の話題になり… 結果、私の中では友人が暮らしている集落の物語、という点が一番の「観ねば!」モチベーションになって後押ししてくれて…
よかったんです~~~
ただ、小さい子どもさんや、これから人生の選択をしていく若い人たちは特にたくさん感じることがあるだろうな~ と思いましたが、私にとっては何がそんなによかったのかというと、なぜだか咄嗟には言葉になりません
安直な情操教育というのでもないし、単なる夢実現物語でもないと思います
経済動物の命の扱われ方や、獣医師になるための勉強過程における実験動物にまつわるシビアな現実などにも触れられていて、考えさせられるけれども、それはメインテーマではない
…これがドキュメンタリーの力というものでしょうか
泣いたり笑ったりしながらひたむきに、努力を重ねて生きている姿というのは、皆輝いていて、愛おしく… 決意を持ってその姿にカメラを向けている人たちの思いが、より強い何かを投げかけてくる…
(時田監督は、当時報道記者として取材で訪れて、子どもたちのファンになった、とおっしゃっていますが、ワンシーンワンシーンから、見守り、応援する気持ちが伝わってくるようでした
26年という取材の歳月をかけた、リアルなきらめきに触れさせてもらったこと、その主人公・知美さんの夢が今は叶って現実になっていて、なお進行形であることに、すがすがしい「よかった」を感じたのは間違いありません
なんたって被写体がいい☆
子どもの頃の知美さんはとーってもかわいかったし、高校時代に早くもおとなびて見えた彼女は、社会人になってますます輝くいい目をしていて… とても素敵でした☆
観たからといって、何を学ばなきゃいけない、ってものでも
自分も何かをがんばらなくちゃいけない、ってものでもないと思います
実際はかなりパワーをもらうと思いますけれど
私は、あんなに頑張って受験勉強しなかったな(/_;)ゴメンナサイ(>_<)という反省が大きかったですが
そのことの居心地の悪さがあるわけでもなく… とにかく主人公である知美さんの努力に脱帽!で…
いろんな理屈を超えた気持ちよさがある、いい映画でした
ちなみに泣きポイントですが
私も上映早々から目頭と鼻を押さえることとなりました
あ~ ねーさん、こういうことですか~(>_<) と…
子どもと動物、それも別れを知っている… はズルイ!(>_<)
と思うのですが、それだけではないのですよね!
もう、存在が!
集落の、家族の、子どもたちの、動物の、四季のうつろいの、成長の…
それだけで尊く眩しく感じられて、泣かされるって、あり??
集落の、家族の、子どもたちの、動物の、四季のうつろいの、成長の…
それだけで尊く眩しく感じられて、泣かされるって、あり??
後半、この方が岡本さんちのおじいちゃん!
私もねーさんから牛乳をわけてもらったことある~~☆ とテンション上がりつつ
そのエピソードに、こういう方だったんだ… と知ることができたのもうれしかったこと
そのエピソードに、こういう方だったんだ… と知ることができたのもうれしかったこと
友人が暮らす、雪深い莇平(あざみひら)の集落の美しさと自然の厳しさも
とても印象的なものでした