2013年5月22日水曜日

村松白山②下山

今回は、登った道をまた下りるのでなく
尾根線から登って田村線から降りるという周回ルートを選びました
 
山頂で居合わせた方は
田村線は急で赤土のところもあって滑りやすいし距離も長くて・・・
と、登ってきた尾根線をまた下るとおっしゃっていましたが・・・
 
さて・・・大丈夫でしょうか。相方は Let’s Go と言っています 
登りの尾根線だって私には相当な急登でした
あれよりキツいってどーなんでしょ。。。
 
 
 
まずはまだマンサクが咲いていたことに気をよくして
 
 
下り始めると・・・ うっはーーー!!
正面に雪の飯豊連峰を眺めながら降りれるなんて!!
川内山塊越しに見える都度、立ち止まっては雄姿に感動
 
だからますます遅くなるのですが・・・ 確かにこの下り
余所見するには立ち止まらなくてはならないほど
急なんです
居る場所を忘れてうっとりと山を眺めてから足元を見おろすと・・・
ひぃ~~~ な高度
 
コレを登ってくるとしたら、両手を使って這うように・・・かな
 

難所には必ずロープが設置してあってありがたかったです
下っていくと残雪が残っている範囲も多く
登山道を間違いそうに思える場所もあったのですが
そんな時には必ずピンクや赤のテープが木の枝につけられていて
こういう時に役立つんだ~~・・・ と
目印のありがたさも実感しました 
 
 
そうこうしているうちに膝も痛まってくるわけですが
(今回はサポーターをつけてなかった右足から痛みだしました)
でもね、再びの中腹からのブナ林は、午後の日差しを受けて本当にきれいで。。。
 
 
そして、なんとみごとな・・・
「天狗の腰掛」と名付けられているブナの古木です
天狗でなくたって腰掛たくなる枝っぷり
 
緊張感ある下りで結構な体力を使い
だいぶ下りた気がするけれど、これでもまだ7合目
木の根を借りてひと休み
右足にもサポーターをはきます
 
。。。なんか、居心地いい。。。
 
 
木の根に収まる私に
 
K 「天狗はこんな展望の開けてないところで何をしてたかね~?」
S 「ブナとしゃべっていたんだよ~ 調子どぉ~?とか^ー^」
「旅の話とか下界で流行っていることとか、聞かせてあげてたんだよ~」
 
適当にスルスルと口から出た言葉に 
。。。あれれ
なんか 懐かしい。。。
 
立ち去る時はどうしたことか、なんとも離れがたくて
振り返り 振り返り・・・遠ざかります
 
こっち(田村線)から登ってきたら
木立の中に少しずつあのブナが見えてくるんだね
でもこっちからの登りはやっぱきついかな
やっぱ尾根線から登って
下りるのきついけど挨拶しなくちゃってこっちに下りてくるかな
なんなら田村線から登ってココが目的地でもいいかな。。。
 
でも、ブナは言うかもね・・・
 
がんばって山頂まで登ってらっしゃい
って
 
山頂が全てではないけれど
飯豊山にも会っといで
って 
 
きっと言うよね~・・・
 
 
。。。また会いにくるよ。。。
 
 
 
チゴユリ              タニウツギ

 
五感全身フル動員でメいっぱい満喫しました
 
 
山は再び杉木立になり
天狗様を祀ったこのお堂の後ろにひょっこりと下りてきます
慈光寺さんに無事の下山の感謝をお参り
開山600年という回廊造りの荘厳なお寺でした
 
 
今日の湯は村松さくらんど温泉
内湯は広々、露天も気持ちよかった~
 
今日は相方も疲れた様子
私に合わせたゆっくりペースなので
彼単独時より行動時間が長くなるのよね
ごめんごめん ありがとうね
 
さあ帰ろう帰ろう