2013年12月15日日曜日

ソフィーのパン

 
彼女はいつも
ソフィー」 に寄るけど何か買ってく?
と聞いてくれる
 
 
ではお願いします、カンパーニュ!
 
私の中では別格です
外側パリッと芳ばしく、中はしっとりもっちり軽すぎず
塩気と酸味といい香り~☆☆☆
 
日常的にも食べたいのですが
これに匹敵するものはまだ身近な所では出逢えていません
 
 
 
それと、フランスパンのプレーンのラスク
甘さと塩気と食べ応えのあるざっくり感が・・・ 食べだしたら止まらない~
こちらもちょっと他にはないオンリーワン☆

いつもはこの二つをお願いするのですが、
今回は涼しい季節のみ登場する「ブール」ちゃんも
(かわいらしいのでいつも「ちゃん」付けで呼んでしまいます*^‐^*
むしょうに恋しくて買ってきてもらいました
たっぷりと入った特製クリームのふんわりやさしい甘さに
しあわせ~~な気持ちになります
 
もうひとつ左下に写っているのはフルヒテブロート
クルミとレーズンが、こんなに入っていていいの!?というくらい
ぎっしりと詰まっていて、ひと切れだけでも大満足の贅沢さ 
 
ソフィーのパン」はサンドイッチやお惣菜系も美味しいのですが
ハード系もまた気合が入っているんです
 
上越での日々では、差し入れにもいただいたりしたこれらのパンたちに
どれだけ身も心も元気にしてもらったことか・・・
 
想いもしみじみの味
ありがとう  (また次回もよろしう (。-_-)
 
 
 
今回は、この街でわずかにできた
1年の感謝をお伝えしたい方の分も
買ってきてもらいました
 
ちょうど会えそうだったからですが
そういうタイミングのよさったら、もうバッチリ☆
でも驚きません
だってそのひとの「場」は、この1年
私にとっていつもミラクルが起こる特別な場所だったから・・・
1年の最後もすこぶるうまくできておりました^‐^ さっすが♪

かつて私もたくさんのお心遣いを頂戴してきて
ただただ恐縮するばかりだったのですが
この街で再び、イチ「お客人」になってみて
こういうキモチだったのかな・・・ と思い至ることが多々あります
 
私にして下さった方々には到底お返ししきれないのですが
ココゾの時には、私も皆さんに倣って
ちゃんと表して、伝えていきたいな、と思います

そんなココゾ!で届けたい、と思った
ソフィーのカンパーニュとラスク、の話でした *^-^*
 
この街でも、ココゾ!の時に贈りたいようなお気に入りのものが
少しずつ、少~しずつネ☆
 
 

2013年12月14日土曜日

2013年末考①

 
いつもの友人がいつもの帰りに
去年と同様、お取り寄せの美味しいみかんを持って
 
 
いつもなら外食に行くところ
今回は初のおうちごはんを
 
「一年の変わらぬご愛顧に感謝を込めて」

半分照れ隠しで口にした言葉に
自分でも驚くほどの本当の意味を感じてズシリ

でも、今年会うのはもう最後であろうなどとは考えもせずに
一年のことも振り返らず、ましてや来年の話などもせず
いつものごとく、会わなかった日々のあれこれで時間はあっという間

帰りを見送ってから
正月の予定も聞かなかったねと苦笑した
 
来年もよろしく よいお年を
と言うのが例年より2週間早くなっただけのこと
きっと年末までにまた変わらずちょいちょいメールするんだ

そんなひとつひとつが
どれくらいうれしいことか

この1年で変わったこと、変わらなかったこと
いろいろに思いを馳せる年末
 

秋にお出かけ土産を入れて送ってくれた封筒は
周囲をミシンで縫ってあって、開けるのも惜しいかわいらしさ
だけど中身が見たいのだ
上辺を切って、さぁなあに♪ と思ったら・・・
あれ?よいしょ、あれ?(-_-)
中身の袋も一緒に縫われていて取り出せない(-"-)
 
という、思い出しても笑ってしまうドSな思い出とか・・・
(わざとじゃないところがまた彼女らしい^‐^)
振り返れば今年もたくさんの笑いが散りばめられていて

今年も感謝の年末です 



 
今年は魚好きの相方のお陰で
魚介類メニューのレパートリーが増え
兄からのお祝いで買った土鍋でごはんを炊くことを覚えたり
相方が持っていたパエリアパンを活用することを学んだり・・・
この日は、懐かしのお得意チマチマ切り野菜のスープに新技のご披露
新旧織り交ざった、この1年を象徴するような食卓になりました
 

2013年11月30日土曜日

最後の階段の無心



「 最初の好奇心と、最後の階段の無心を、たし算したいな 」


 
 
びびびっ!! というか
がががっっ!! というか
 

最初の好奇心と、最後の階段の無心・・・
 
泣きそうです
その遠さと眩しさに 

最初の好奇心・・・
覚えています
 
どんな世界が広がるだろうかと
わくわくとして開いた扉でした
 
想像をはるかに超えた世界
 
ひとまずの「幕」もまた
階段の途中であったと改めて思います

歩み続け、登り続けています
 
最後の階段の、無心の境地・・・
わかるような気がします

いえ
まだ私にはわかっていない、未経験である、
そういう未知の境地が存在する
ということが
 
わかるような気がします
 
糸井さんが言っている意味とは違うかもしれません
 
でも私は
そこにたどり着いてみたいのだと
 
言葉と出会ったことで
そこにたどり着くイメージが
 
がががっ! と・・・ 
 
がががっっ!! と・・・ です
  
 
まだまだです
でも、まだまだ続くこの道の
なんとうつくしいこと
 
 
  
 
前にチラリと触れた『ほぼ日刊イトイ新聞』の
糸井重里さんのエッセイのようなコラム「今日のダーリン」では
しばしば心に びびびっ☆ と響くコトバと出会います
日々更新されていくので読み逃したものも多々ありますが
たまたま読めた日に、バチリと胸の奥にはまったものが
自分にとって必要なものなのでしょう

あるいは、本当に必要なものたちとは
どうやったって、会えるようにできているのかもしれない
とも思います

自分が開けてさえいれば

 

2013年11月29日金曜日

1年

昨年9・10・11月はそれぞれに大きなイベントがあったので
秋から冬にかけては思い出深い節目の季節です
 
人生の扉をひとつ開け、ひとつ閉じ、またひとつ開け・・・
 
この日は風の町に越してきて1周年
昨年は新潟の11月らしい時雨の荒れ模様でしたが
今年は雪でした

 
数日前からの雪予報にも
こっちは降らないよね、と上越の方ばかり心配していましたが・・・
 
そうそう!これがシモユキ(下雪)!
降り始めの頃は、県内でも北の方が降るのでした!
そうだったそうだった
この町の冬の空、太陽の角度、天気廻りをおさらいする1周年
 
タイヤ交換も終えていたので気持ちは余裕
思わぬ白い景色にテンションの上がった朝でした

寒いのは苦手ですが白いのは好きなんです
積もることなく午後にはミゾレになり
寒さだけが残りました(-_-)
 

新たなものを掌に

あったものが無い
ということに少し耐えながら

空洞に大切なもののカタチを知り

知らなかったことと出会い
少しだけ知っていたことと出会いなおし
 
在ることの尊さを確かめる日々は

習いたての土練りをするような

まだ
祈りにも届かない模索だけれど
 
創る前の大切な時間
 

2013年11月16日土曜日

「紙漉 サトウ工房」 さん

 
「サトウ工房」の佐藤さんからうれしいご案内をいただき
長岡の ギャラリー mu-an  さんに伺ってきました

昨冬、長岡市は栃尾に工房を構えられたサトウさんの手漉き和紙
を用いた、4人の作家さんによる作品展です
 
 
画像は会場内のほんの一部
全体がとても素敵でした
 
佐藤さんご自身も、会場はもっと平面的で白っぽい雰囲気になると思っていた、
とのことでしたが、なんの! さすがの作家さんたちです
平面あり、立体あり、温かい彩りもあり・・・
いずれも和紙の風合いや性質を活かした、暮らしの中で身近に置きたい作品に
仕上げられていました 

佐藤さんとたっぷりお話できたのもとてもうれしいことでした
印象的だったのは、「自分はあくまでも素材の提供者でありたい」ということ
和紙職人の自分が前面に出るのでなく、その紙を使ってもらうことが主眼で
紙を使う人が主役であってほしいと・・・
言葉は違いましたが、そういうようなことをおっしゃっていて
 
だから、今回のような作品展が
(佐藤さんからの提案でなく、作家さんサイドからの提案だったということが
最も願っておられたカタチであったのだとお聞きして・・・
本当にうれしいだろうなぁ。。。 素晴らしいなぁ。。。 と
私も更にうれしくなりました
 
佐藤さんはきっとこんな風に自身が話題になって称えられることは
望まないのでしょうけれど^m^
私の夢のカタチをとても理解し、離れていながらも応援してくださっていたことを想うと
その方が、今度はご自分の夢をカタチにされたこと
それを見せていただけて、その想いを(これからも)お聞きできること
こうして元気に近況を語り合えることが
なんだか猛烈にうれしく、尊いことに思えて・・・ 書いてしまいます*^-^*
 
 
でも、抜かりなく「はじめまして」の作家さんとも、お話しさせていただきました
手漉き和紙という素材をどう活かして作品化・商品化したのか・・・
その想いがやっぱり気になります
 
「オリガミデザイン」の池山崇宏さんからお聞きしたお話がまた
とても印象的だったので、改めて書きたいと思います
 

 
穏やかな日差しを受けて、どの通りも街路樹がきれいでした~
その下の落ち葉を掃く方々の御苦労に、心の中でお礼を言いつつ・・・


mu-an さんへは久~しぶりに訪ねましたが
オーナーの立見さんに再会でき
変わらず温かく迎えていただけたことがまた
なんとも言葉にしがたい、うれしいことでした
 

帰路はお月様に見守られながら。。。

感謝

2013年11月9日土曜日

あんこ

 
そろっと再び「あんこ」に親しんでみましょうかと
ほぼ日の こちらのコンテンツ→  「2013年あんこの旅」  を読んで
 

「とらや」さんの  もなか  「御代の春」 から


いつ頃からか、洋菓子より和菓子に興味が移ってきましたが
実はこれまでのところ、それほどの「あんこ好き」ではないのです

季節のお菓子の佇まいを愛でるのは大好きで
出されれば何でも喜んで頂戴しますが
おだんごならみたらしだんご、たいやきを半分なら尻尾の方を
お茶菓子には和三盆だけでも大満足

おはぎが好きなのは、中心がもち米ごはんだからかな
豆大福やおまんじゅう、お汁粉は
甘さ控えめで塩気がきいていると「好き度」がぐんと上がりますが
どうもあんこ自体よりそれを包んでいる皮生地や
組み合わされている食材とのハーモニーに興味がいくようです

冒頭の「ほぼ日」コンテンツによると、とらやさんではあんこに塩を使わないそうで
私のお口はいろんな意味で早くも失格になりそうでたじろぎます

でも、歳を重ね
これまでとはちょっと違う感じ方ができるようになっているのでは・・・
という淡い期待もあるのです

コーヒーや、日本酒、ワイン、天然酵母のパンなどと同じように、
「あんこ」がわかるひとになりたい・・・
それはちょっとした憧れ

塩を入れない小豆の美味しさも、わかるひとになりたいです

 
いやもう熱く熱く語られています
私も、糸井さんの語るあんこのお菓子の「小宇宙」を感じたい!



通称「ほぼ日」の読者歴はそれほど長くないですし
(東日本大震災以降でしょうか・・・
全てを欠かさず読んでいるというわけでもないのですが
最近しばしば、改めて、主宰者の糸井重里さん、
やっぱりすごいな、さすがだな~・・・ と思うことがあります
 
「あんこ」について語られるスタンスもまたよくって
調べ尽くし知り尽くさなくても、好きと語ってよい!という・・・
(とはいえ、あんこ経験値は十分すぎるほどにお高いと思うのですけれど
(なんたって「あん国大統領」を名乗っているし! 
そういうことで楽しめばいいのですよね☆
 
糸井重里さんも
日々を楽しむ中で企画を見いだし、楽しみながら次々と実現し
うれしい気持ちを一緒に共有する「仕掛け人」
でいらっしゃいますね☆
  


2013年11月5日火曜日

小山薫堂さんの本②

 
ハマると、その時あるものをひと通り読みたくなるタチです
発行年順に読みたいところですが
図書館の予約で用意していただけたものから順次

以下、お勧めというより (いえオススメであることに変わりありませんが!)
同じ内容も繰り返し登場するので (いえ何度でもそれらのお話を聞きたいですが!)
個人的備忘録です
 
  
『つながる技術~幸運な偶然を必然にするには? 』(2010/12) 
わかりやすくコンパクトに書かれていて、項目だけでも印象的
そうだ!久々に名刺を持とう! と思いました
他の本に詳細が書かれている話題も出てくるので、
併せて読むとおさらい効果大、です
 
『もったいない主義~不景気だからアイデアが湧いてくる!』(2009/3)
「チームくまモン」の隊長(?)1冊目のバイブル、と思って読むと尚、深し
 私は結構、薫堂さん的な考え方をしているかも(わ~い^-^♪) と思っていましたが
(恐れ多くも「発想力」のことではなく、あくまでもハピネス論的な「原点」の部分についてですが)
いずれにしてもやっぱり到底かないません
 
例えば、「空いた1時間をどう使うか」
やりそびれの仕事に充てるのでなく、ふだんならまずやらないことをするという・・・!
やりそびれなんか溜めてちゃ永遠に追いつけません(-"-)

(アイデアの泉のような薫堂さんの発想力は「COPS」という能力だそうで
(それを磨くためのヒントがいずれの著書にも惜しみなく
(=だってその方が毎日が楽しいでしょ♪ ってな感じで盛り込まれています

『考えないヒント~アイデアはこうして生まれる 』(2006/11)
『もったいない主義』で印象的だった「勝手にテコ入れ」の話は
先にこちらで「アイデア体質をつくるために効果的なトレーニングの一つ」
として書かれていました
「日々、目に入るあらゆるものに、勝手にテコ入れする」
イイ! コレ、相当イイ!
 
私も、時々「大きなお世話」を焼いてしまうのです。頭の中で。
せっかくの商品が、設備が、条件が、「もったいないな~」・・・ と
もっとこうしたらいいのにな~ と・・・
 (前のトピ 「薫堂さんの本①」 の文末に書いたようなコトです)
 
私などに言われては愉快であるまいと思うので言わないのですが
それでは意味も無く、自分の中のもやもや感と、「もったいない」感
だけが残るね・・・と思っていたら
その考察は、自分のトレーニングに有効なのですね! やたー^-^/ ☆
  
私の中には只今、ふたつの「テコ入れ」案件があります^m^ うふ 
 
アラ探しをしているつもりはなく、むしろ
世の中は「すごいな~」と感心させられることの方が圧倒的にたくさんあって
自分に足りないものを痛感する日々
の中の二つですから、私にとってはよほどのこと
 
あまりいちいち気になると、自分を「ヤナ性格~(-"-)」 と思いそうなので
なるべく 「(-"-)?」 と思っても 「ココはそういうトコロなのね~」と
受け止めてスルーする方向にむしろ努力をしてきたのですが
自分のトレーニング♪ と思えば一転、愉しいプランニングレッスン~♪

「ム(-"-)」 と思ったら見逃してはなりません
題材を下さってむしろありがとう~♪ な☆  ^-^ふふ~♪
  
 
こちらは読みかけですが
やはりこういうものは
その方が世に出した「仕事」をいくつか
拝見・体験した上で読むのがいいですね
 
  
ちなみに私の「勝手にテコ入れ」案件は、個人レベルの事業体についてではないです
小規模事業主様たちには日々の労働にひたすら敬意
ただただ素晴らしい点を学ばせてもらうのみです

私がつい、気になってしまうのは、だいたい第3セクターや自治体、
その地域の観光を担っているような、立派な設備や資本のあるところ
扱っているモノにもうちっと関心や誇りを持たんかね・・・ とか
もうちっとお客様に喜んでもらおうと思って仕事できないものかね・・・ とか

ウリになるのものを持っていながらそこが全くアピールされていないのはなぜだろう?

とか・・・
わざわざ県外から日本海を目指して来てくださったお客様にこの刺し身を出すかね(/_;) 
ていうのもありました・・・
私は、海無し県の名前のプレートを掲げた御一行様方に
ホントはこんなんじゃないんです(>_<)
佐渡の魚はもっと美味しいんです(>_<) ゴメンナサイっ
と心の中で詫びて叫びましたよ・・・  (アレは猛烈に残念だったなぁ。。。
 
いろんな経営事情があるとは思うのですが
観光でやっていきたいと言うなら今すぐやれることがもっとある
と思うシーンがつい、目についてしまいます
 
金沢や長野に行った時にいつも、うわっ☆ さすがっ☆という
感動体験をするからでしょうか・・・
ニイガタだって負けてないぞーーー!と言いたくて
日々地元のいいところ探し&改善策探し・・・
 
を勝手にすることを、これからは薫堂さん的愉しみ  (いえ、トレーニング)
といたします♪
 




2013年11月4日月曜日

小山薫堂さんの本①

 
『くまモンの秘密』に続き、“チームくまモン” のバイブルであったという
小山薫堂さんの本を、順次読んでいます
 


『人を喜ばせるということ』(2009/4)
これまで薫堂さんが仕掛けてきた仕事以外でのサプライズの数々の実例集(?)

いやはや、スゴイです
実に手が込んでいます
お仕事も忙しいでしょうに、同じく忙しいであろうスタッフや取引先の方まで巻き込んで
(シゴト以外のことで!) のサプライズ 

それは、ただ驚かせ感動させるだけではなく、「幸せが残るような」ものであり
サプライズされた人が、何か気付かされるようなものであること。。。
ですって☆

自分も楽しみながら、だれかを幸せにしたいという思いをベースにした企てが
思いもよらない幸福感をもたらしてきたことが伝わってきます

そして、これらをヒントに「熊本サプライズ」を興し、実践してきた
熊本県の仕掛け人の方々に、改めて敬意を感じました
自分の仕事に置き換えて、実践するって、やっぱり大変なことだと思うのです
既存の思考や在り方を変えながら、新たなものを生み出し、実績を残していく・・・

想いを波及させる「言葉のちから」についても
実感させられます

『小山薫堂 幸せの仕事術』(2012/8)
これまで手掛けてきた仕事について
「仕掛けづくり」が「仕事」みたいな方ですが、
仕事の中で更に仕掛けたことの実例と、その根底にある考え方について

いろんな業種の「いいシゴト」(自分もお客様も満足できる)
に共通するエッセンスが詰まっていると思います


   
私が薫堂さんの話から学ぶことのひとつには
お客としてちょっと「残念」に思うような出来事と出会った時に
どうふるまったら気持ちよく変化をもたらせるか・・・
みたいなこともあります
 
薫堂さんは、「褒めること」「やる気を喚起させること」が
上手ですね☆
 
ご自身の周りでは自らの行動を以て
読者に対しては信念を込めた言葉とカタチになった仕事を以て
相互ハピネスに向かわせるような力を
振り撒いておられる気がします
 
私にも撒かれました~☆
 


2013年10月22日火曜日

『ペコロスの母に会いに行く』


「ご予約の本が用意できました」と
84番目だった私にお知らせが来ました


書店で立ち読みした時と同じところでまたキュゥゥっとなりながら

夏に亡くなった祖母の晩年を思ったり
(親のことははかりしれないので)自分のことを想像したりしました
自分の「その時」 
(親を介護する時ではなく、自分が要介護あるいは認知症になった時)
何を思うでしょう・・・

これまでの過去の私の元にも、未来の私は時々、訪ねてくれてるのでしょうか・・・














昨日遠方から訪ねてくれた Kちゃん一家のことも思いました

前日とはうってかわって快晴のもと、1年ぶりの再会
ほかほかの赤ちゃんだったミーちゃん(仮)は私の想像を越えて大きくなっており
もうしっかりと歩けるようになっていました

一緒に歩いていると、すれ違うひとの視線がみな
ミーちゃんに注がれているのがわかります
背広のサラリーマンさん、作業着のお兄ちゃん、足早に歩くおねえさん・・・

歩道の端で、手押し車の椅子部分に腰掛けて休んでいたおばあちゃんなどは
もう満面のニコニコ顔で・・・

3人の様子を見ながら後ろを歩いていた私は
こぼれんばかりの笑顔のおばあちゃんが更に微笑ましくて
私の視線に気づいたおばあちゃんと、同じ笑顔を交わした小春日和

世界をつなぐのは
世代の両端にいる天使たちなのだなと思ったり

そんな素敵な「端っこ」に向かって
私も日々を重ねているのだなと思ったりして・・・

うん
悪くないです


 
予約の順番を待っている間に
原作は映画化され、近く公開されるとか

私はイメージができてしまったので
観ないでおきましょうか
 
なんといっても原作の絵のタッチと手描きの文字が
あたたかくて、やさしくて
好きです

「となりの山田くん」みたいに
実写じゃなくてアニメーション化だったらね♪
  
 

2013年10月18日金曜日

冬だより

昨日は妙高山で初冠雪だったとか
こちらでも冷え込みが強まったので、久しぶりに湯船に湯を張り
冬用の厚い羽毛布団を出して床につきました

真夜中 

コ~ゥコ~ゥ・・・
コ~ゥコ~ゥ・・・

S「鳥?」
K「白鳥やね」
S「ほんと?夜だよ!鳥目ぢゃないの?」
K「北極星を見ながら飛ぶんだよ」
S「わあ~~~ (想像してキラキラキラ~~) 」

がば!!

いつもならありえない速さで布団を飛び出し
ベランダから空を見上げましたが・・・
声はみるみる遠ざかって姿は見れませんでした

でも来たんだね
今年も白鳥たち
渡って来たんだね

飛来して定着した後に、田んぼとねぐらを行き来するようなのを朝夕に見かけることは
子どものころからあったのですが

夜飛ぶ声、それもこの時期ならシベリアから今まさに到着?
の声は初めてです。 うれし~~~☆☆☆

落ちつける地まで着いたら、もう夜に飛ぶ必要もなくなるので
緊急時以外は夜間飛行しなくなるんですって

十三夜でしたものね
月に照らされて並び飛ぶ白鳥たち・・・
うつくしかったことでしょう・・・














上越から持ってきたプランターに上手にまぎれてくれていたホトトギスが
今年もその花を見せてくれて、秋だね~ と思っていたら、もう冬の便り
里山の紅葉はまだまだで、雪がおりてくるにもまだしばらくですが
秋の日々は、いつの季節にも増して貴重に思えます

2013年10月15日火曜日

『くまモンの秘密』


前に 米山の余談 で くまモン のことを書いた後
改めて気にしていたら、すっかりくましくなってしまいました
おっと失礼、くまモン語が出てしまいました

くましくはこちらを↓
 
 
今やビジネス誌でも特集されているのを毎月のように見かけますが
こちらは誕生から今に至るまでの、くまモン産みの親、育ての親たちのお話で
これまでの経緯もわかりやすく、実に興味深いものでした
 
ワタクシも、くまモンをただの黒いくまキャラとして愛でているだけではないのですよ(。-_-)
くまモンが背負っているもの、込められているものにこそ興味があるのです
(「熊本サプライズ」ですね)
 
これが企業ではなく自治体発信であるというところに意味があります
つまり予算は税金であり、目的は(くまモンの場合)熊本県民の利益です
想いの心髄、発想の原点は、学ぶところがとても多く
チームくまモンが大切にしているものは実に共感できるものでした
 
先に紹介した佐藤雅彦さんの『考えの整頓』と並行して読んでいたので
「仕掛け」というものについて考える上でも実によかったです
 
くまモンは、もともとは九州新幹線の全線開業に際して
大阪~鹿児島間で素通りされないために、熊本県の魅力を発信するために、
というところから始まった「熊本サプライズ戦略」の中の副産物とのこと
 
「素通り」・・・ どこかで聞いた話です
北陸新幹線開業にあたっての上越市の懸念です
その払拭のために、何をしたのか?してるのか?上越市は、新潟県は

実に考えさせられます
ニイガタの弱い部分、不得手部分がよーくわかります
(同じく 自分についてもね)
 
費用対効果を最大限にする努力がなされているか? とか
地元の観光アピールの仕方や、
その看板役として生まれたキャラクターたちの活用のされ方を
問いかけずにはいられません 
 
でも逆に、ニイガタらしさ、ニイガタならではの得意なこと、良さってなんだろう
とも考えます
 
最近は、これまで以上に、どこへいっても何を見聞きしても、
ニイガタではどうか、ニイガタには何があるか、そんなことを考えます
他県を見ながら、県内のいい所(魅力)探しをしつつ
自分には何ができるか考えます
 
当面すべきは、ニイガタの素敵なこと(ひと・場所・風土)をもっと知ること、好きになること
まだまだ知らないことがたくさんです
 
 
くまモンがただのゆるキャラじゃないこともよーくわかり
私はファンごころを正しましたよ
 
 
えへ
 
まっ黒い身体におてもやんの赤いぽっぺとちょびっとの白
猫目の「サプライズ顔」ということも相まって
最初は子どもたちに恐がられたとか
(そこが甘すぎなくていーんですけどね)
 
文中ではいろんな点で「浦安の黒いねずみさん」がお手本であったと
学ぶべきこと、通ずるものがある、という話も出てきましたが
外見的にはあのねずみさんよりむしろコチラのねこですね
 
 
衣装ケースにしまい込んでいた黒猫・ジジを取り出しましたら
あら、3色使いとお目目がくまモンと一緒
悪者じゃぁないとわかればまっ黒でも愛されること間違いなしの完成形
 差し色の赤がポイントです
ちなみに
くまモンのマスコットはまだかわいいやつを見たことがないです
どう見ても別熊
顔(表情)と体型の再現が難しいのでしょうか
現地、熊本にはいるのかなぁ・・・
いえ、買いませんけどね
我が家にジジがいるのも若気の至りですよ(。-_-)
 
ついでにジジの画像を検索したら・・・ あら、このコもいろいろなのですね
うちのコが一番かわいい (。-_-)  ←あほ
 
  
例の米山余談を書いた後、近くのスーパーで、「くまモン焼きそば」が「商品入れ替えの為  値引き」
となっているのに気付いてあわててひと袋買いました
熊本産トマトの効いたソースも麺もとても美味しかったです 
 
熊本はトマトの生産量日本一ですって! (ほんと、いろいろと詳しくなりました
熊本の市外局番も知っています。
なぜならくまモンのユニフォームの背番号だから(-_-。096
 
あの焼きそばは、あのスーパーで唯一のくまモンアイテムだったのですけれど、後日、撤収されていました
前から並んでいた旭山動物園の袋ラーメン2種は未だに並んでいます
 
これはくまモンブームの衰退というより、ターゲットとしてココらは含まれていないというあらわれでしょうか
これからは海外進出を狙っているというチームくまモン
北日本への浸透もそこそこに海を渡って行っちゃうわけですが
遠いこの地にも、いつか大阪から新幹線で熊本へ! と熱き思いを抱く者を確かに一人、誕生させましたよ
 
・・・と書き終わるつもりだったのですが!!
 
先日、山形県へ行ったのですけれど、なんと鶴岡にはくまモンがいっぱい!!
うーむ(-"-)
これは新潟の交流性を考えてみねばですか・・・
と思っていたら、次に読んだ本で、鶴岡と熊本のつながりも知ることとなりました
これ、また書きます
やはり素晴らしい仕掛け人がいるのですね
市場としてのターゲット云々というより、コチラの引き寄せ力、つながろうとする力の
方向性の問題なのだと思いました
 

2013年10月10日木曜日

『人と人をつなぐ料理』


山形・鶴岡の日記で触れました
「地場イタリアン」の店、アルケッチァーノのオーナーシェフ
奥田政行さんの著書


彼が目指してきたものは、
単に「地元でとれたものをいただく」という意味の「地産地消」ではありませんでした

もっと根源的な、その土地を活かすということ
その歴史・風土を知り、大切にするということ

消えゆく在来品種を復活させ
生産が成立するだけの消費環境を作り 
その土地で暮らす人々に、しあわせな循環がもたらされるようにすること・・・

シェフは料理人として、厨房に立つだけではない役割を意識し
実践してこられたのでした
ふるさとへの熱い想いがありました

それらを外に発信し、交流が生まれ・・・その結果として
自身の店がにぎわったり、生産者が豊かになったり
そして町のスーパーに地元の野菜が並ぶ傍らに
くまモンが(商品のラベルとして)居たりするのではないかなと。。。


新潟では見かけないシリーズ
くまモンシール付き~ 
ちょうど欲しかったんだよ~(。-_-) 干しシイタケが


くまモンは単なるわかりやすい例で
「九州屋」さんというのがあったり、「青森屋」さんというのがあったりして
県外各地との交易もあるであろうことが容易に想像できるというか
地元を大切にしながら閉鎖的でないのを感じるというか

『くまモンの秘密』にも、奥田シェフの名前がチラッと出てきましたが
交流したい人同士は距離があろうともつながれるのですね☆

著書では、熊本の飲食業界の方々をはじめ、奥田シェフに学びたいという
全国各地の方々との交流が紹介されていて、
新潟では長岡からのお呼びに応えてくださった折に、
長岡の在来品種「かぐらなんばん」について大変評価してくださっていた様子


著書の紹介とは離れますが
「食品の流通」というのも面白くて
旅先のスーパーでご当地ものを探すのが楽しみのひとつなのですが

今回は「あつみかぶらの漬物」を自宅のお土産に買ったのですけれど
新潟に帰り着いたその足で地元のスーパーにも寄ったところ
同じ商品が鶴岡のスーパーより安く売っておりまして!(*_*;

日頃あまり漬物を買わないので知らなかったのですが
その後気にしていると、新潟市ではふつうに売られているのですね^-^:
新潟市は山形県とも近いし
あつみかぶらが手放せない山形の方もたくさん住んでおられるとか?

新潟県内でも
長岡と見附で立ち寄ったスーパー2軒では取り扱われておらず
別のメーカーのものはあるけれど、味がイマイチ好みでなかったです
県が隣接する辺りの、文化が一部混ざり合った地域性もまた
興味深いです



この著書から私が得た結論は
「自分の住んでいる土地を好きになること」
好きになるにはまず「知る」こと
地域が元気であるためにまずは自分が元気であること
の再確認でした

それぞれの「役割」を見つけるヒントになるかもしれません


2013年10月9日水曜日

鶴岡・酒田④土門拳記念館


 
 
収蔵作品もさることながら
建物自体もデザイン建築として有名だそうで
相方はかねてより来たかったのだとか

 
各所のフレーム使いと光の入れ方
作為と自然との融合の仕方が
印象的でした

 
初めてきちんと観た作品には、ただもう嘆息するばかり
この時は開館30周年記念展ということで
「古寺巡礼 とっておきセレクション」の展示でした
 
入場パンフレットに「写真の立場」と書かれた土門拳の一文があります
私が語るにはおこがましいので言葉は控えたいところですが
私くらいにあまり彼をご存知ない方に^^:ちょっと抜粋させてください
 
「実物がそこにあるから、実物をもう何度も見ているから、写真はいらないと云われる写真では、情けない。
 実物がそこにあっても、実物を何度見ていても、実物以上に実物であり、何度見た以上に見せてくれる写真が、
 本当の写真というものである。写真は肉眼を越える。・・・・
 
なるほど、そうかもしれません。けれど、そうと聞かされても尚
法隆寺に、室生寺に、行きたくなりました
これほどのうつくしさを、たとえ肉眼では観れないとしても
気配を感じに足を運びたくなる、
新しいものに気付かされた、そんな感じでした

土門拳が仏像に魅かれた想いそのものが、写真から伝わってくるのだと思います
土門拳を魅了した古寺・仏像の美と迫力と精神性は
彼の「実物以上の写真」によってより広く深く、伝えられたのだと思います
 
抜粋した彼の言葉を裏返せば、
写真を見たから実物はいらない、と言われるような実物では、情けない
ということではないでしょうか
そうではない実物との真剣勝負を、観せていただいたように思います
 
 
 


中庭のイサム・ノグチ作の「土門さん」を眺めて
こまごまとした緊張感を開放
 
かっこいいなあ。。。
どっしりと、広く大きなまなざしです
 
深呼吸~
 
 
 旅日記まだ続きます~

2013年10月8日火曜日

鶴岡・酒田③酒処かじか

今回に限ったことではありませんが、食についての関心事は「地産地消」
なるべくその土地ならではのものが食べたい
その土地にはどんな食材があって、どんな料理があるのか、そしてどんな地酒があるのか^m^
それらを知ることが旅の楽しみのひとつでもあります
目的地はだいたい決めて行きますが、予定外のことがまた素晴らしかったりします


今回一番うれしかった出逢いは
「酒処かじか」さん

 通りがかった時に、青い暖簾の文字が目に入ったのです・・・
私たちは別のお店を目指して歩いていたのですけれど

禁煙室があるということで選んでいたお店は
地元の方々には使い勝手のよい、気さくでいいお店だと思いましたが
旅の者としてはちょっとアテが外れた部分もあり・・・ (地物が案外少なくて)
せっかくの鶴岡!このままでは帰れんよ! (どんな気合?^-^:)
ハシゴなんてまずしないのですが、今日はあの青い暖簾が気になって~~~・・・
1軒目では軽くおなかをあたためさせてもらい、期待を胸にいそいそとお会計・・・

 
 
「かじか」さん
い~~お店でした~~~☆☆☆


若い大将と、ご家族かな・・・
お酒よし、お造りよし・・・ 
まじめに作っておられるのが伝わってきます

メニューには庄内食材のお料理と併せて「本日の地酒」があり、
今日のお酒は何ですか?とお聞きしたら、ズラリと出して来てくださいました!
全て地元・鶴岡の蔵元のお酒とのこと
はぁうれしい・・・ もうそれだけでハシゴした甲斐がありましたよ
飲んでみて気に入ったものをお土産に買って帰りたくて・・・と申しましたら
大将が丁寧に説明してくださいました

大手の有名どころのお酒は見つけやすいのですが
あまり出回らない(が美味しいお酒)というのはどの地にもあって
そういうものをこそ飲んでみたいです
が、「お土産にするには希少で手に入らなかったりしませんか?」と尋ねると
近くのスーパーが地酒に力を入れているので、大吟醸以外ならだいたいあると思います
とのこと☆ 素晴らし~(大将のそのリサーチが!)

至るところに「地元愛」を感じました

帰り際にお礼を言いがてらお店の名前のことを尋ねると、
羽黒の鳥居近くにご実家のお店があって、「かじか」という名はそちらから・・・と
今日通ったあの大鳥居ですね! それはまたうれし~♪

お店あったかな~・・・と調べましたら・・・
こちらかな? 「鰍茶屋」・・・ 看板が出てても漢字が読めなかったです^-^:
魚に秋!=かじか! 覚えます^-^/☆ 

気持ちのいいお店でした
山登りの写真があったり、山菜採りや、かじか捕り?もなさるのかな・・・

いろいろお聞きしたいね~ 近くにあったらな~~・・・ 相方も大満喫した様子
近くでもこういうお店を見つけよう♪



「かじか」さんは
上越の友人のお店「雁木亭」を思い出させるお店でもありました
近くにあったらうれしいお店シリーズ☆

こちらは父上の代からの店舗なので、もっと年季の入った構えですが
高田へ来られて、郷土料理と地酒をいただきたいならもう!
どうぞ間違いありません☆

雁木亭の大将とは、ちょうど旅行の直前に電話で話す機会があり
山形のお酒について教えてもらっていたのですが
彼の口から名の挙がらなかったお酒たち
と、このお店のこと・・・ 
教えてあ~げよっと^m^♪

鶴岡・酒田③アル・ケッチァーノ

鶴岡・酒田①旅計画で書いたように
今回 「アル・ケッチァーノ」 に行けてうれしい♪ というのにはいろいろ理由がありました













まずは、そのオーナーシェフが「地場イタリアン」の先駆者であり、「地産地消」の牽引者であり、お店では庄内地方の在来野菜を用いた、素材を活かしたお料理が食べられる「らしい」ということ

もともとは山形出身の知人から数年前に教えてもらったお店で、あつみかぶらの漬物のお土産とともに「行く機会があれば是非」とご推奨されたので、「行ってきましたよ♪」 と、久しぶりの便りをしたかったり

素材を活かす塩を使い分け、できる限り調味を抑えて・・・ などと聞くにつけ、シェフがこれぞ!と目指す塩気、歯ごたえ、香り等々を実際に食べてみたいなと思ったり・・・











更に、このタイミングだからこそ行っておきたかった大きな理由は、この夏どこへ行こうかというプランニングの直前、開催日としてはこの旅行の直後に開かれる「新潟の地場産食材を使った料理&ワインの食事会」なるものに行くことが決まったこと

(招待券プレゼントに応募したら、当たっちゃたのです☆
(そんなの人生初めてです。 日頃はそういうものに応募しないのですが 
(今回はこれまでにない情熱を込めて応募しました

それはぜひとも、地場産食材版 「庄内vs越後」がしたい♪ と

もちろん、イタリアンとフレンチ、通常のランチと100人規模のイベントの料理となれば、予算も条件も違うので、一概に比べられないのは承知の上で、それぞれの料理に込められているであろうメッセージを、感じたいなと

なんともいい流れで、ちょっと無いような機会がやって来たのでした


ランチは、「ある日」のほんの断片の「庄内」で
シェフの料理の真髄は夜メニューのこちらに込められているのでしょうか
イラストとコメントを眺めているだけで
わくわくします

いただいたランチでは、遠慮して写真を取らなかった1枚目のお皿に一番感動しました
イワナのスモークのミルフィーユ仕立て、
ハーブと岩塩添え
・・・みたいなメニュー^-^: 名前違っていると思います(謝)
塩気はどれも思ったより (このくらいは効かせてもよいのね、と安心するくらいに) 効かせてありました
塩はやっぱりスゴイもの
味を引き出す、引き立てる、素材を活かす 「調理」 というものを感じました


 



お店で思うこともいろいろありましたが
吸収したいことはむしろこちらの著書に集約されていました
お店のHPに書かれていることくらいしか知らずに訪ね
旅後にシェフの著書を読んで、改めて大きく激しく感嘆





事前知識が少なかったのは、むしろよかったかもしれません
先にこんなスゴさを知って食べたら・・・
「目が曇る」的に、私の舌は必要以上に贔屓したことでしょう

奥田シェフが取り組んでこられたのは、
私が思う「地産地消」をはるかに超えたアクションでした
「アル・ケッチァーノ」はその挑戦の、ほんの目に見える一端にすぎないのかも
と思えるくらい、彼がしていること、目指しているものはもっと大きいのではないかと
思いました


山形から帰宅してつけたテレビに
奥田政行シェフが登場していたのにはビックリでした!

パスタをゆでる時の塩使いについて紹介されていて
そのゆで方のパスタをまさに今日!食べたんだ~♪

と思ったらやっぱりちょっとうれしかったです(。-_-)
ミーハー