2014年7月25日金曜日

旧友再会

大学時代の友人が、出張の折に関西からはるばる訪ねてくれました
思えば彼女の新潟来訪は3回目

学生時代の夏休みには私の実家へ
上越時代には私が叶えた「夢」の現場へ他の友人たちと
そして今回は彼女が叶えた「夢」を携えて


「夢」なんていう言葉はもう、こそばゆくてあまり好まないのだけれど
仲間と学生時代に語り合っていたものごとは、どうしようもなく「夢」だった

「根拠のない自信」とはよく言ったもので
夢は夢として、などとは誰も思わず、夢は叶えるためのものとして
私たちは言葉にし、志し、社会に出てからは現実と折り合いをつけながら
枝葉を育て、足取りを骨肉にし、確実にあの日の延長線上に



長い付き合いになるって、面白い
今回再会した友人は10代の終わり以降、今日までの20数年を知るひとで
お恥ずかしい学生のころの出来事や、話していたことなどは
記憶力のよい彼女の方がいろいろ覚えていてくれるのだけど

忘れ魔の私も、大事なところだけはちゃんと覚えてた

彼女が志していたこと

今回、彼女がカタチにした現場の話を聞いて、
学生時代に彼女が取り組んでいたこと、30代に再会した時に話していたこと
その後もたゆまぬ努力でその方向に着実に歩みを重ねてきたことが、
ビシビシと、もうビシビシとつながって。。。

感動、、、  そんな言葉では言い尽くせないような感慨深い感情でいっぱいになる


夢というのはゴールがあるようでいて、ないもので
叶えるための現場・土台をつくってからが本当のスタート
その「場」を創ってから6年経った彼女は、今日も学び続け、更に挑戦し続けていた

(株)CAPA communication 明石ソーシャルワーカー事務所

喫緊の目の前で必要とされている援助をしつつ
並行して、援助者のスキルアップが不可欠・必須であると
援助者が学ぶための機会・場をこそ提供したい、というのが
彼女の目指していたことだったと思う

それがそのまんまHP冒頭の理念に書かれているのを読んだ時
どれだけシビレたことか


現場に居ながら、経験蓄積だけではない更なる技術の向上を目指すことは
時間的にも、体力的にも、すごく努力の要ること

でも、
援助者のスキルによって、
ホンマに、全然違うんや

彼女の言葉の力強さからは、より一層の確信と情熱が、伝わってきた

会えてよかった


訪ねてくれて
ありがとう

2014.7.18




このところうれしい出来事続き
上越での素晴らしいイベントのことは
アチラのブログにふたつアップました☆

2014年7月23日水曜日

手がかり②


手がかり①で書いた「選書フェア」のラインナップではありませんが
次に巡ってきたのはこちら


『街場の憂国会議~日本はこれからどうなるのか』 


2013年12月の特定秘密保護法の成立を「民主主義の危機」
と受け止めた論者たちによる現状分析、とのこと

必ずしも政治学を専門とするひとだけでなく
宗教学から映画  のひとや、哲学のひと、文芸評論家、文筆家・・・ 
様々な立場・観点からの発論、という点が面白いです

編者・内田樹(たつる)さんによる「まえがき」から早々に面白くガシっと
でも読み進んでいくと・・・ 
これらの「現状分析」はかなりコワい~~

お化けより人間が一番怖い、とは誰のセリフでしたか・・・
論じられている中身がホラーでもSFでもなく
現実に進行している事態であるということが、非常に怖いです

この夏の納涼にいかが~~


前書きってだいじですね
同じく後書きも (私、後書きから読むこともよくあります)

内田さんのブログ「内田樹の研究室」では
これから出版されるご自身の著書 『憲法の空語を充たすために』の「まえがき
が紹介されていましたが
コレがまた、おじょーずなんです(。-_-)

今まさに知りたい、ちょうど気になる
痒い所「そこです」感


ほっといてほしい感 ににじり寄る
あそんでぇなぁ~~ \(-_-。)ナデ


内田さんの言葉を借りれば
私も私なりに「風の音」を感じとっているからこそ
これらを読まずにはいられないことになっている様子

不穏な風の音
行く手を覆わんとする闇に
戸惑いざわめいて。。。

でも感知しているのは
「知れ」「学べ」と
豊かなる方向へ招く風の声でもあります

お化けも正体を知ってみれば
案外・・・ ねぇ?


2014年7月22日火曜日

手がかり①

少し前のこと

世の中のことがわからなすぎて
どうしたらもう少しわかるようになるものか?と
ちょうど会えた信頼する人に
日々何から情報を得てますか? と、尋ねましたら
書店でこんなのやってましたよ、と教えてくれました


河出書房新社の選書フェア


~この国で『普通に』暮らすことさえ息苦しさを感じる人々が増えている今
これからを生きる手がかりとなるような本を届けたいと私たちは考え
このフェアを企画しました~


おお☆


いい手がかりになる予感です

どれを取っても「わからない」からには
ひとつひとつ、巡ってきたものからいきましょうか


試験勉強の合間に読んでいたのはこちら
『「リベラル保守」宣言』

もやもやが晴れていく心地よさったら~

そうか
「保守」って・・・ 「リベラル」って・・・

やさしく丁寧に書かれているとはいえ
全てを理解できたわけではないのですが
この方面に関しての私の疑問は幾分、整理されました

この本で、話のできる土台 “アリーナ”ができることが
筆者の願いだそうで、ハイ、なんとかついていきたいと思います



こちらはもうちょっと前に読んだ本ですが、ついでにご紹介
東日本大震災の後に知人が「読み終わったから」と譲って下さった
やはり「手がかり」的読書案内の本

『いまだから読みたい本~3.11後の日本』

多くのひとが現実を理解し受け止めるための「手がかり」を求めていて
共に探っていけるようにと、様々なカタチの発信がなされているのですね

長らく手に取れずにいたのを、今年になってようやく読めたのですが
3年経ったからといって決して「タイムリーでなくなった」という感じではなかったのは

歴史の中で紡がれてきた言葉たちの指摘するものが
今なお厳しいと感じられる復興の現実と相まって
一体何を学んだのか? と思えてしまうような施策のニュースを
際立たせるからかもしれません

寺田寅彦の「津波と人間」(P.32~)など
昭和8年に書かれたというのに、このたび書かれたものですか?
と思ってしまうような、歴史が繰り返されることを感じさせる
(忘れてしまうことへの自覚を促し、学ぶことの重要性を感じさせるような
文章は印象的でした



はっとさせられる言葉たち
(と、それを紡いだひとたち)を
闇を探る手がかりに


2014年7月21日月曜日

夏来ニケラシ!

と言っても、この辺りはまだ梅雨明け宣言していないのですが
気分は夏!

と言っても、暑さにはめっぽう弱いので、夏LOVE♡ というわけでも
ないのですが・・・

終わったんです~~~*^-^* 
今年最大の目標であった資格試験が

ぱあぁぁぁぁ~~~~☆☆☆



試験は、手応えのビミョ~な感じも含め、今の実力通り
伸び代のある^-^: 等身大の出来でした
結果が出るのは来月ですが、どちらであっても
納得して受け止めたいと思います

もちろん、来年は来年のことをしたいので、合格していてほしいですけれど
「はじまり」の出来事としては手応え十分!
上々の出来でした


何の「はじまり」でしょうかね

例えば・・・
不得手とする勉強の、苦手克服の、掘り下げの、開拓の・・・
これまでの土台の補充、補強、増改築、リフォーム&リノベーション・・・
とか? 

具体的に言ってしまえば、恥ずかしいくらいに全く大したことではないのですが
でも、自分にとってはとても大きなこと

踏み出してみたから見えたこと
「見えた」というより実感とか感覚のようなものだけど

思っていたよりずっと深かったこと、広かったこと
知らな過ぎたと知れたこと、より一層オモシロイと思えたこと

全てが新鮮な発見で

学生でもなく就職試験でもないので、合否通知はゴールではないし
するもしないも全て自己満足のためだけれど

だからこそ、自分だけがわかる感触の変化
例えば鈍りきった脳ミソが、ギクシャクと緩やかにも動き出してくれている感じとかが・・・
うれしぃーーーんです☆


さあ来い!さあ来た!夏!


試験の後は即
またこの上なくうれしい予定が
この上ないナイスなタイミングで
目白押しだったのですが

どれもすぐには言葉にできないくらい
素晴らしくて、スペシャルな時間で

いずれも
継続と挑戦
そういうものがキーワードであるような

核心は不変
歩みは不断
愉しみながら

そんな感じ


2014年7月7日月曜日

七夕

星の雫
というかわいらしい和三盆のお菓子をみつけました


薄紙をほどくのもおしいようなうつくしさ
ひらけば今度はいただくのがおしくなります

ひとつまみ すい と放れば
溶け広がる 祝福


懐かしの愛知県は半田市の和菓子屋さん
松華堂・謹製
かの地にいた時には知るよしもありませんでした


雨空駆けて 
雲の上に願い

届け





いよいよ今年一番の目標まで期日が迫り、目下、最後の追い込み(あがき?)中です

短冊に書いたのは、その結果についてのお願いではありません
結果はひとえに自分の努力次第だと思うから

立ち寄る機会のあった天神様にお参りしましたのも
合格祈願ではなく、自分ががんばれますように、というお願いでした

だってね
時間はあっても
集中力と記憶力があぁぁ(>_<) ・・・(/_;)

気の済むところまで、がんばります(。-_-)

ふるさとの町の天神様(写真上)と
風の町の天神様(写真下)
がんばりきれるよう、よろしくお願いいたします


2014年7月1日火曜日

よくわからないこと⑥国会

笑ってはいられないのはコチラ
7月1日 集団的自衛権の行使容認が閣議決定されました


例によって首相は会見の中で「日本は民主主義の国ですから」と言うのですが
こんなやり方で、この国を民主主義だとか、立憲主義だとか
言えるのかな?

それを踏みにじるやり方をしていながら
民主主義という言葉を楯のように使うのは本当にやめていただきたい

自民・高村副総裁は、閣議決定したところで我々は何もできない、
法整備は国会で議論し決定するのだ、と言います

国民の代表である国会が決めるのだから
民主主義にのっとったやり方であると言いたいのでしょうけれど

はーーーーん

誰も責任を取る気、無いんだな
と思いました
何があっても国民のせい

そして、いかにも開かれた場で決めるのだからと言いながら
わずか3割の支持でありながら改選議席の過半数の議席を取れる仕組みの中で
国会は自民・公明党が圧倒的多数を占めていることを思えば
「やりたい放題」の条件を確保しているからこその詭弁だと思えます


そして、その国会の議論というのがまた・・・
私にはよくわからない=信頼を感じられないのです

あそこで繰り広げられるのは、説明や理解というより数の理論、
一票を投じた国民に対してではなく所属政党に対しての忠誠を示す場、
であるように思えてなりません

先日の都議会でのセクハラ・やじ問題をめぐっては
発言の内容よりも、同じ議場にいた自民党議員たちの対応に憤りを感じました

自民内部調査で全員が「自分には聞こえなかった」と答える、って・・・
ありえないです(-"-)
寝てたんか! って話でしょ
もしかして塩村議員の質問も聞いてなかったとか?
だったらシゴトしてないやん? って話で
いずれにしても都民に責任を持つ議員としてありえないです

責任をうやむやにしたままで終わらせるという、その自浄機能のなさは、
数年前の新潟県議会の自民党議員の対応を思い起こさせます
刈羽原発の稼働に関する県民投票を巡ってのアンケートが県議全員に対して行われた際
自民党議員は「国策が決めることだから」という理由で誰一人として県民からの問いである
アンケートに答えなかった

責任の放棄に党内一致で足並みをそろえる、そういう党なんだ
と思われてもやむを得ないこれらの対応は
国会議員も、そうなんでしょ?
と思ってしまうよね


一体、議員はどっちを向いて政治をしているんだろう
アザラシはこちらが気になる様子(-_-。)

自分のポストを守るために、自由な発言を自粛していては
議論は深まりようがない

それを全部、国民のせいにされたら
たまりません・・・


よっ


今の与党に一票を投じたひとたちにとって
その党の決定は、自分が託したものと一致しているのかな

投じたものが活かされないひとたちは
どんなキモチで政治を見ているのかな


田原総一郎さんたちは
政策NPO「万年野党」という活動を始めたのですって↓
田原総一郎 公式ブログ

国会議員の活動実績を検証し
ちゃんと仕事をしているかを明らかにすることで
民主主義の質を高めるきっかけにしたいという
その活動に「わくわくしている」80歳☆

・・・すいません

水族館でわくわくしてしまう43歳(。-_-)