2014年6月9日月曜日

よくわからないこと②民主主義

6月5日 「G7」後の 安倍首相内閣記者会見
(太字のリンクは首相官邸サイト↑全文読めます)
もまた、ハテ???? と考えさせられるものでした


首相冒頭発言の冒頭・・・

~私たちには共通の「言語」があります
それは、自由と民主主義であり、基本的人権であり、そして法による支配であります

~いかなる主張も法に基づいて実現されるべきであり、力を背景とした現状変更は絶対に許してはならない。その実現のために力を用いてはならず、平和的に解決しなければならない。

それが「国際社会の一員として、当たり前に守らなければいけない」原則であると
このところ再三、日本のリーダーとして語らってきた、と、この度も彼は語らったわけですが・・・

賛成ですよ
その通りだと思いますよ

でも
今の安倍政権のやり方って????


福祉も労働問題も原発の再稼働も気になることはいろいろありますけれども
経済活動も災害復興等々も含む全ての国民生活の根幹に関わるのが
この度の集団的自衛権と憲法解釈改憲の問題だと思うので、引き合いに出しますが


◆日本の平和の根幹を守ってきた最大の「法」=憲法を
力による解決策(武力行使)も「可能」という解釈に
「内閣の閣議決定だけで」変えようとしている、というのは・・・
そこに「民主主義」はあるんだろうか???

◆こういうシーンで言うところの「民主主義」ってなんでしたっけ??
基本原則についておさらいしてみたところによる私の理解では
その安倍政権のやり方は決して民主主義的ではないと思われるのだけど・・・

◆選挙において多数を得たから?
議会制民主主義において国民の信託を得ていると???
争点は憲法改憲ではなく景気回復についてだったのでは?
(選挙制度のことは「よくわからないこと③」で改めて

◆「法」(現憲法)を遵守するために原文改憲ではなく解釈改憲なのだという
それって、法の遵守といえるんだろうか???

うーーーーん
わからない


◆国際社会の平和をどう守り実現するかというところで
首相の目指す「積極的平和主義」というのは
平和的でないものとして議論になっており

国民の平和と安全を守る内容としても
閣議決定による解釈改憲というやり方としても
平和や民主主義を語る説得力を低下させるものだと思えてならなくて

自分の主張の正当性や「正義」的側面を
「平和」「民主主義」「基本的人権」「法」という
国際社会においても共通で「正義」とされる価値基準をもって
アピールしたわけだけれど

その程度の「民主主義」で、胸張るなや(-_-)
て思ってしまう

福祉や弱者切り捨ての政策を進めながら
基本的人権を楯にかざさんといてほしい

て思ってしまう


本人的には、
そしてアチラの主義主張の立場的には
何の矛盾もしていないのかもしれない
信念がなくちゃ政治家なんてやってられない
もっと問題なのは
大勢であることを目指して右往左往する政治家たちの信念と責任感
はどこにあるか、ということの方かもしれない
重要な局面で見かける「党議拘束」なども、ホント、なんだろう??て思う

今回の会見では「民主主義」や「法」というセリフが
どうにもしらじらしく感じられて、「は??」と思ったのだけど

でもね、民主主義や法を行使する権利はちゃんと今もって「民」にあるのよー
いろんなことをわかっていないというのは、その権利を放棄しがちだからなのよーーー
と、自分に言ってみる(-_-)

少なくとも
ココでこういうことが書けるというのは
自由と民主主義のたまものだと思います



5月末、今年も咲いてくれました
我が家のニミバラ・ニシワキさん



で、「G7」て、なんの略か知ってました?(小声)
「先進7カ国蔵相・中央銀行総裁会議」ですって φ(..)メモメモ
も~ わからないのはそういうとこからです (/_;)くー