2014年7月22日火曜日

手がかり①

少し前のこと

世の中のことがわからなすぎて
どうしたらもう少しわかるようになるものか?と
ちょうど会えた信頼する人に
日々何から情報を得てますか? と、尋ねましたら
書店でこんなのやってましたよ、と教えてくれました


河出書房新社の選書フェア


~この国で『普通に』暮らすことさえ息苦しさを感じる人々が増えている今
これからを生きる手がかりとなるような本を届けたいと私たちは考え
このフェアを企画しました~


おお☆


いい手がかりになる予感です

どれを取っても「わからない」からには
ひとつひとつ、巡ってきたものからいきましょうか


試験勉強の合間に読んでいたのはこちら
『「リベラル保守」宣言』

もやもやが晴れていく心地よさったら~

そうか
「保守」って・・・ 「リベラル」って・・・

やさしく丁寧に書かれているとはいえ
全てを理解できたわけではないのですが
この方面に関しての私の疑問は幾分、整理されました

この本で、話のできる土台 “アリーナ”ができることが
筆者の願いだそうで、ハイ、なんとかついていきたいと思います



こちらはもうちょっと前に読んだ本ですが、ついでにご紹介
東日本大震災の後に知人が「読み終わったから」と譲って下さった
やはり「手がかり」的読書案内の本

『いまだから読みたい本~3.11後の日本』

多くのひとが現実を理解し受け止めるための「手がかり」を求めていて
共に探っていけるようにと、様々なカタチの発信がなされているのですね

長らく手に取れずにいたのを、今年になってようやく読めたのですが
3年経ったからといって決して「タイムリーでなくなった」という感じではなかったのは

歴史の中で紡がれてきた言葉たちの指摘するものが
今なお厳しいと感じられる復興の現実と相まって
一体何を学んだのか? と思えてしまうような施策のニュースを
際立たせるからかもしれません

寺田寅彦の「津波と人間」(P.32~)など
昭和8年に書かれたというのに、このたび書かれたものですか?
と思ってしまうような、歴史が繰り返されることを感じさせる
(忘れてしまうことへの自覚を促し、学ぶことの重要性を感じさせるような
文章は印象的でした



はっとさせられる言葉たち
(と、それを紡いだひとたち)を
闇を探る手がかりに