2014年7月23日水曜日

手がかり②


手がかり①で書いた「選書フェア」のラインナップではありませんが
次に巡ってきたのはこちら


『街場の憂国会議~日本はこれからどうなるのか』 


2013年12月の特定秘密保護法の成立を「民主主義の危機」
と受け止めた論者たちによる現状分析、とのこと

必ずしも政治学を専門とするひとだけでなく
宗教学から映画  のひとや、哲学のひと、文芸評論家、文筆家・・・ 
様々な立場・観点からの発論、という点が面白いです

編者・内田樹(たつる)さんによる「まえがき」から早々に面白くガシっと
でも読み進んでいくと・・・ 
これらの「現状分析」はかなりコワい~~

お化けより人間が一番怖い、とは誰のセリフでしたか・・・
論じられている中身がホラーでもSFでもなく
現実に進行している事態であるということが、非常に怖いです

この夏の納涼にいかが~~


前書きってだいじですね
同じく後書きも (私、後書きから読むこともよくあります)

内田さんのブログ「内田樹の研究室」では
これから出版されるご自身の著書 『憲法の空語を充たすために』の「まえがき
が紹介されていましたが
コレがまた、おじょーずなんです(。-_-)

今まさに知りたい、ちょうど気になる
痒い所「そこです」感


ほっといてほしい感 ににじり寄る
あそんでぇなぁ~~ \(-_-。)ナデ


内田さんの言葉を借りれば
私も私なりに「風の音」を感じとっているからこそ
これらを読まずにはいられないことになっている様子

不穏な風の音
行く手を覆わんとする闇に
戸惑いざわめいて。。。

でも感知しているのは
「知れ」「学べ」と
豊かなる方向へ招く風の声でもあります

お化けも正体を知ってみれば
案外・・・ ねぇ?