2014年9月25日木曜日

市民エネルギー

9月23日 「おらっての電気をつくろ」のシンポジウムがありました


主催は、新潟で市民による発電事業会社の設立を目指す市民団体
「おらって」にいがた市民エネルギー準備会

再生可能エネルギーへの切り替えはなかなか進まないね~ と思っていたら
それなら自分たちで作ってしまおう! という動きが既に全国各地で始まっているのですね!

既に「全国ご当地エネルギー協会」というものが組織されていて、パネルディスカッションでは北海道、会津、静岡、宝塚の代表の方々から、これまでの取り組みのご苦労と成果と今後の見通しなどが、新潟の準備会へのエールとして語られ

会場内には他にもご当地エネルギー発電をしている団体の方が駆けつけてくださっているとか、これから導入を検討している他県の自治体の方も視察に来られているとの紹介がされました

新潟では、この準備会に新潟市の「環境政策課・スマートエネルギー推進室」の担当の方が参加されているとのこと
先進地域では、行政と協働しながら進めていく関係づくりが大変なことだったと語られましたが、新潟市では(準備会の方々の対話の努力あってのことだと思いますが)
既にそれができている様子
すごいな~
(事業としては新潟市だけでなく県内全域での取り組みを目指すものです


市民エネルギーってナニ?? と、よくわからないから足を運んだシンポジウム
聞くこと全てに「ほおぉ~~~」 と驚き、感嘆しながら
こういうことは可能なのだな~~・・・ 
未来の世代のための行動を、今、自分たちで起こせる、っていいな~・・・
と強く感じました

具体的な発電については、まだまだ私にはわからないことだらけ
引き続き学んでいきたいと思います

次回は

10月12日(日)15時~
第1回「おらって」協議会準備会 が新潟市・万代市民会館であります
詳細は冒頭にもリンクしたHPを→

資料準備などのためか事前申込制ですが、
誰が来ても大丈夫な、「知るための」会だと思います
気になる方は是非


ちょうどこのイベントの直後、九州電力に次いで、新潟県に電気を供給している東北電力も、太陽光エネルギーの新規買い取りを中止検討というニュースがありました

電力会社の事情については報道されています
でも、ハイそれでは仕方ないですね、で終わらせるわけにはいきません

どうしたらその問題をクリアして、再生可能エネルギー比率を高め
温室効果ガス排出を減らしていけるか。。。

これまでは電力全体の3割を原発が供給していたところ、全号機が停止している今、原発の代わりをほぼ火力が補っているとのことで、CO2排出量が増えてしまっていることへの対応は急務 (そのことが原発再稼働の理由にも使われたりしていますが) 
増やしてしまった「3割分」を減らすためにも再生可能エネルギー発電を、という思いもパネリストから語られました

目先の料金の高い安いで濁すのでなく
次世代に責任ある行動を取ることはもう待ったなし

市民発電でも、今は国の制度を利用しての電力会社による買い取りが主流のようですが、いわゆる補助金頼みのやり方では先はないとして、最的には自分たちが利用者に直接供給することを目指しているとのこと

広域全部一括で、というのでなく、小さくともあちこちに、
狭い範囲ごとに、その地域の特性に合わせたエネルギーの地産地消を
というのが市民発電

どういう町だったら、どういうふるさとだったら、うれしいか・・・ 
この地の未来をつくる、という発想が根底にある取り組みなのですね

新潟でも始まっています
動いています☆


暗くなりかけた帰路、灯りはじめた街灯を見ながら
このあかりを灯すチカラがいつか
太陽だったり、風力だったり、水力だったりしたら・・・ 
素敵だなぁ・・・ と思いました