2013年9月11日水曜日

高坪山・釈迦岳①(蔵王権現ルート・右回り)

 
ひと月ぶりの山歩き
初秋(を期待して)向かったのは胎内市と村上市の境にある
高坪山(570.5m)と、蔵王山とも呼ばれる釈迦岳(527m)
 
低山と思ってあなどってはいけませんね
いろんな意味で手ごわい山でした
 
 
快晴 
 金色の田園は稲刈り日和
さわやかに見えますが日差しは強くてなかなかの残暑
 
 
今回は教訓がいろいろありました
まず、初心者は「メジャールートを行くべし」
「夏の低山は虫注意」(山はまだまだ夏でした)
 
まずこの胎内市側の蔵王ルートがマイナーのようで
すぐ隣、村上市荒川町方面から登る虚空像ルートの方が
登り口も整備してあり人気のようです
 
そんなこともあってか入山記録にはお盆に一組書かれていたのみ
駐車場に他の車は無く、つまり先の入山者はなく
登山道に張られた蜘蛛の巣ったら!(>_<) ハンパなし!
足元に気を取られていると顔面にひいぃっ(>_<)
ストックで巣を払いながら進むのはなかなかの労力でした
 
蜘蛛の巣ゾーンを抜けると今度は藪蚊の多いこと多いこと!
立ち止ると何匹も止まるので、気の休まる間も無く、写真も撮らず(撮れず)
ほとんど休憩せずに一気に山頂まで登ることとなりました(もう苦行です)
 
 
山頂手前まで行くと藪蚊も減りましたが
やれやれ、ゲッソリの山頂
別ルートからと思われる登山者さんに一人会いました
 
 

釈迦岳方面への下りルートはうってかわって気持ちのいいブナ林
藪蚊もいないので写真をとったり、樹を見上げたり
蜘蛛の巣も下の方でちょこっと張られていただけでした

 
 
眺めのいいポイントもいくつか
 
途中では 「コンコンコンコンッ」
・・・キツツキです!
 
木の幹をつつく音 (ドラミングというのですね)
初めて聞くことができました☆
これは先行して往来する人が居ないお陰でしょうか
 
 
 
 
好調そのものだった下山道中でしたが、最後にもうひと教訓が待っていました
出発地点へ合流するための道を見つけるのに、思いがけない苦労をしてしまったのです
 
「周回ルートはおすすめされている側から回りましょう」
標識の見える向きが全然違います
 
「古いガイドブックは、道が変わっているので気をつけましょう」
書かれている道が無くなったていたり、逆に整備が進んで林道が延びていたりします
(最新の地図での確認が基本ですね)
 
原因としては、手元のガイドブックの古さをベースに、相方的には低山という気の緩み?
私としては(毎度ですが)お任せ感に反省しました
 
 
どうしたことか、この標識を見つけられなかったのです
ガイドブックお勧めの左回りをしていればなんのことはない、丸見えで立っているのですが
右回りから帰ってくると・・・ 見えないのです (樹が茂っていない時期なら見えたのかな)

手元の地図上で、その横道は林道の終点まで行ったところに書かれていたので
迷わず突き進んでしまったのですが・・・ アレアレアレ?
 
林道って、延長されていくのですね(-_-) 後で冷静になった時に思いました 
 
その時、林道は杉林の斜面につき当たったので、殿ったら「様子見てくる」って、
その斜面をよじ登って行きました
私も途中までついて行ってみましたが・・・ 無理!
これ絶対登山道ぢゃないよ(>_<)
 
この時が一番のハラハラでした
迷った山の中でぽつねんこ
 
途中までは標識もあったので大きくは外れていないはず
見落としたに違いないので手前のぶどう畑まで戻りました
人造物があるって、なんて安心感
 
このぶどう畑が、ある意味今回の目的であり、その畑の意味も知っていたので
あまり近寄ってはけない、という必要以上の遠慮感も、
その周辺を覗き込むのをやめた一因でもありました
 
道があるとしたらココ~?と畑の横を覗きこんだら・・・ あったのです 
恥ずかしいくらいアッサリと (/_;)
 
ほんと、逆から来れば、なんのことはないんです 
ま、ここで間違える人は他に居ないかもです
が、人によっては低山でも落とし穴有り、というお話でした
 
道を間違えたり遠回りしても、耐えうる脚力があればまた余裕も違ってくるのでしょう
また気を引きしめて向かいます
 
何はともあれ無事に帰れてほーーーーっ
予想外の暑さと、虫の多さも相まって、気持ち的にむちゃくちゃ疲れた山でした
 
 
癒してくれたのは今日のお湯
関川村にある、桂の関温泉「ゆーむ」
露天風呂があったり充実の施設なのですが
なんたってシャワーがプッシュ式でなくずっと出ていてくれる式?
だったことだけで、今日の私には大変ありがたいことでした

ストレスフリー・ばんざーい☆
 
 
いいこともあったので②に続きます